針先について

遊動式の普及により、使われているフックも変わってきました。
ヘッドが遊動することでフックへの負担が減り、細くて貫通性の良いものを使えるようになったのです。
またフッ素コートをはじめとするフックをコーティングすることで滑りを良くし、より高い貫通性能をもつようになりました。
私自身もその性能には高い関心を示し、愛用している一人です。
さて、ここで注意しないといけないのが針先です。
細く鋭い針先ですが、それゆえにわずかなことで針先が曲がってしまいます。
例えば、真鯛の歯にあたる、障害物に引っかかるなど。
一見、なんともないように見えるし、針先に触れないと分からない程度の時もあります。
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拡大してみましょう。
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ほんの少しではありますが、コーティングが剥げて針先が外側を向いています。
このような状態になると、一気にフッキング率が低下します。
私は鯛カブラを回収するたびにリーダーと針先のチェックを必ずします。
針先に違和感を感じたら、爪の上を滑らせてチェックします。
針先が少しでも曲がっていれば新品と交換します。
地合いなら針先をシャープナーで研いで応急処置をしますが、船が移動するタイミングで必ず新品に交換します。
かえしから針先までの距離が長いものを使うからなのですが、研いでしまえばその分短くなりますし、根元に近づくのでわずかに太くなってしまいます。
面倒だとは思いますが、1日乗船してアタリが1回だったという日もあります。
夢のようなサイズが口を使うかもしれません。
貴重な1枚を逃さないためにも、準備は万端にしておきましょう。

明石海峡鯛カブラレポート

兵庫県垂水から明石海峡で鯛カブラをさせていただける利弥丸に行ってきました。
この日は朝からあいにくの雨。
そして数日前には台風が通過し、その影響も心配でした。
瀬戸内では流入河川が多く、この時期の温かい雨は、時にして海水温よりも高く二枚潮を引き起こす要因となります。
ましてや、明石海峡は淀川という大きな川の影響も受けやすく、満ち潮(大阪湾から明石方面に流れる潮)では、茶色や白い濁りが入りやすく、魚の活性にも影響を与えます。
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そんな心配はご無用でした。
出てみると、濁りもなくいい感じ。
まずはシャローをチェック。
シャローといえばキャスティングですね。
この時期(春から梅雨)にかけては、オレンジゴールドフレークに実績があるので、オレンジゴールドフレークをセット。
すぐにアタリがあり、フックアップに持ち込むもバレてしまいました。
同船者にもアタリがありチャリコサイズをキャッチ。
再び同じ方が真鯛をキャッチしたので、カラーを見てみると赤。
ここで、すぐにレッドゴールドフレークにチェンジするとヒットしたのはシーバス。
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そして真鯛もヒット。
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シャローの潮が止まり、ディープエリアへ。
しかしこのディープエリアが大苦戦。
船長も、日に日に真鯛の居場所が変わるので、見つけるのが困難と嘆いていました。
この日は残念ながら食い気のある真鯛を見つけることができず、午前が終了。
朝一のシャローが午前便の明暗でした。
さて、午後便。
船長がシャローをチェックするとのことで、それに同行させてもらいました。
幸先よくシャローのキャスティングでヒット。
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しかし後が続かない。
その続かない中、コンスタントに女性の方が真鯛を掛ける。
見ていると、バーチカルで釣りをしている。
横よりも縦の動きに反応するのか?
でも、キャスティングでも釣れているし・・・
同船者にフォールでヒット。
キャストを繰り返すと、手前に寄るとアタリが出る。
これで、バーチカルに分があることを確信。
ちょい投げで角度をつけて探る。
これが正解で1枚追加。
そして日が傾き、日没間近に一瞬食い気がアップ。
そのタイミングでロクマル。
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久しぶりにシャローで掛けたので、途中までずっと青物だと思っていました。
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午後は二桁釣果。
シャローのキャスティングがスタートですね。
次回の狙い目は、5月29日から6月7日あたりでしょうか。
楽しみな季節がやってきました。
キャスティングの攻め方は5月21日発売のタイラバマガジンで解説しています。
タイラバ マガジン (主婦の友ヒットシリーズ)の詳細はこちら
さて、この日の状況からも分かるように、近日明石へ行かれる方は船がシャローに入った場合は迷わず「キャスト」することをおすすめします。
そして、キャストしてどの角度でアタリが出たのか?をチェックしてください。
キャストして離れたところでアタリが出たなら、積極的にキャスト(斜め引き)して狙うべきでしょうし、手前(バーチカル)でアタリが出たのならちょい投げもしくはバーチカルで狙うようにします。
カラーはオレンジ、赤をローテーションで良いと思います。
また、船長がキャスティングに精通しているので、詳しく教えてくれます。
潮のタイミングによりディープエリアも攻める流れになると思います。
中潮〜大潮〜中潮の大きい潮回りの時は水深50から60m前後のところを2ノット以上の速さで狙う場合があります。
このような激流では鯛カブラのウエイトを60g→80g→100gと上げていくことも大切ですが、反面、ティップが柔らかいロッドを使うと底取りが難しくなります。
そんな時は明石激流スペシャルロッド【NEWモデル】 BSC-72MH-VCMが重宝します。
利弥丸の大窪船長プロデュースモデルとなっており、レンタルで試してみることもできます。
ぜひ体感してみてください。

鯛カブラのフックに大小の針を組み合わせるのはなぜか

ユーザー様よりご質問いただきました。
<質問内容>
鯛ラバのフックを作成していて疑問が生じました。
鯛ラバのフックに大小の針を組み合わせるのはなぜでしょうか。
こちらのページの解説でも少し触れていますが大きさを変える理由までは書かれていません。
同じサイズのフックを2つ付けるよりも何らかのメリットがあると思うのですが、ネットで調べても答えがありません。
ご回答頂ければ幸いです。
<回答>
私自身の経験による個人的な見解ですが、上針に掛かる時は真鯛の活性が高く、時にはヘッドに噛み付くようなバイトもあります。
この場合、横掛かり(口の外)が発生したり歯の部分に掛かることがあります。
こういったヘッドに噛みつくようなシチュエーションでは、大きめの針にすることで口のどこかに掛ける確率を上げたり、針を噛み潰されないようにすることができます。
逆に下針に掛かる時は真鯛の活性が低い時や、後方から追ってくる場合(真鯛が鯛カブラを追いきれない低活性時や早巻きに反応する時)が多いです。
この場合、小さい針(軽い針)にすることで吸い込みやすくして口の中に掛けたり、ついばむようなアタリでも上唇を捉えることを意識しています。
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市販の鯛カブラ(タイラバ)を見てみると、上針が大きく下針が小さい「大小の組み合わせ」のものが多いです。
これは、おそらく上記のどちらの状況でも対応できるようにしているためかと思われます。
しかし、状況によっては両方とも同じ大きさ、
・大きい針×大きい針
・小さい針×小さい針
といった組み合わせであったり、アシストラインも、
・下針が短め
・下針が長め
・上針と下針を平行
といったものを使い分けています。
私のタックルボックスには大小の組み合わせはもちろん、アシストラインの長さも微妙に変えたものをいくつも仕込んでいます。
上針に掛かるのか?下針に掛かるのか?
釣れる魚は大きいのか、小さいのか?
によって、細かく変えています。
参考になれば幸いです。

玄界灘鯛カブラレポート

みなさん、ゴールデンウィークはいかがでしたか?
私は毎年恒例の玄界灘遠征に2日間行ってきました。
今年はのんびり土曜日のお昼に出発しました。
ゴールデンウィークの大渋滞が予想されましたが、9時間程度のドライブで博多に到着しました。
今回の宿は博多 由布院・武雄温泉 万葉の湯
温泉施設ですが仮眠スペース(リクライニングソファーと簡易クッションベッド)もあり、価格も3500円程度と格安です。
少しでも安く済ませたい方にはオススメです。
乗船したのは飛燕さくら丸
宿泊した温泉施設から港までは車で20分程度でした。
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この日は波の予報が2m→2.5mで天候は雨。
瀬戸内なら荒れても酔うことはないのですが、外海のウネリはどうも慣れません。
細かいピッチの揺れは大丈夫なのですが、大きな揺れは体が受け付けないようで、酔い止めを服用してもダメなものはダメです笑
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それでも可能な限り頑張ります。
※写真は2日目のものです。初日は雨でカメラを出しませんでした。
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今回は真鯛の機嫌が悪いのか、バタバタッと釣れては間隔が空くような感じで枚数こそ1日20枚程度は出たものの繊細な釣りをしないと口を使わないような状況でした。
2日目は晴れたのですが、波は2m→1.5mの予報。
初日ほどではありませんでしたが、少しウネリが残りました。
釣り方はドテラではなくパラシュートアンカーを入れて流す釣り。
水深100m前後ですので、80gや100gを使うような状況ですが、船長が教えてくれたのは60gを使った釣り。
シルエットを小さくし、フォールスピードをゆっくりさせることでボトム付近の真鯛に口を使わせるメソッドでした。
ウネリと風があったので、60gでは底が非常に取り辛い状況でしたがタングステンを使うことと、船の上下や風に煽られるような中、激流の中でも底取りがきちんとできる【NEWモデル】BSC-72MH-VCMを使うことで、わずかなボトムタッチを手元に伝えてくれました。
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また、波が穏やかになってくると【NEWモデル】 BSC-HS710UL-STが使いやすくなりました。
潮の流れが少々複雑で、パラシュートアンカーを入れて流していると私の釣り座では船下にラインが入るような状態でしたが、7フィート10インチという長さのアドバンテージが、船底にラインを擦ることなく釣りができる状態を維持してくれました。
ラインナップが増えてこういった状況にも対応できるようになったのは嬉しい限りです。
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波が高い状況では船が波で持ち上がった際にドラグが滑る「超ゆるゆる状態」にすると、船が波に持ち上がる際にカブラがスピードアップする状態を防ぐことができます。
反対に船が下がる際は少し速めに巻けばOKです。
電動リールでは、例えばシマノ製では「らくらくモード」がそれにあたります。
巻き取りの負荷で巻きを自動調整してくれる機能なので、上記のような状況でも同じスピードで巻くことができます。
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そんなこんなで釣果的には少々厳しい状態でしたが、新たな引き出しが増えた釣行となりました。
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今回は対馬に渡れず、楽しみにしていたメバルができなかったので大阪に帰る途中、山口で寄り道し朝までメバルを楽しみました笑
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タイラバマガジンでキャスティングメソッドについて記事を書かせていただきました

2015年5月21日に発売される「タイラバマガジン」でキャスティングメソッドについて記事を書かせていただきました。
限られた誌面での解説となりますが、基本的なことから潮上にキャストするセオリー通りにならない状況を打破するメソッド、シャロー特有の複雑な潮流を攻略するメソッドなど、これまで明かさなかった内容を盛り込んでいます。
キャスティングメソッドをものにすることで、バーチカルの釣りをワンランクアップさせることができると思いますので、ご一読いただければと思います。
タイラバ マガジン (主婦の友ヒットシリーズ)の詳細はこちら
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